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  • Ikuro Shimizu

フィールドワーク×デザイン ~ フィールドワーク技術の展開先としての「デザイン」を考える

比較居住文化小委員会は、フィールドワークによる居住文化の研究と、フィールドワークの方法論の体系化を行ってきました。また研究会を開催し、フィールドの記述方法の展開(2016)、計画・設計・協働への展開(2017)、世代を超えて受け継がれるフィールドワークの拡張(2018)、フィールドへの技術的介入(2019)を議論してきました。これらの一貫したテーマは「フィールドワークの展開」です。


この流れを踏まえ、次なる展開先として「デザイン」を対象とし、「フィールドワーク×デザイン」をテーマとする公開研究会を開催します。


近年、デザイン思考の文脈で現場観察の重要性が謳われ、またデザインファームが文化人類学者や社会学者を雇いデザイン・リサーチを行ったりと、フィールドワーク技術の現代的な適用先としてのデザイン行為が着目されています。その背景のもと、デザイン教育における医療現場のフィールドワークに基づいた課題発見と対話による詳細化(那須聖)、研究現場のフィールドワークを通したデザインの種の発掘(本間健太郎)、石垣築造という一人称視点のフィールド体験を通したデザインプロセスの探求(藤井晴行)について主題解説を行います。


そのうえで、主題解説演者3名に加え、他領域との協働に積極的な文化人類学者である木村周平と、建築フィールドワークの実践者である栗原伸治を交え、フィールドワークとデザイン行為の豊かな連携について議論します。



日時:2021/10/10(日)13:00-15:30

会場:オンライン(要事前申込)

13:00-13:10 趣旨説明 : 本間健太郎(東京大学/本委員会幹事)

13:10-14:10 主題解説 : 那須聖(東京工業大学/本委員会委員)、本間健太郎(前掲)、藤井晴行(東京工業大学)

13:10-14:20 (休憩)

14:20-15:20 討論 : 主題解説演者3名、木村周平(筑波大学)、栗原伸治(日本大学/本委員会幹事)

15:20-15:30 まとめ : 前田昌弘(京都大学/本委員会主査)

司会 : 栗原伸治(前掲)


参加費 : 建築学会会員1200円 会員外1500円 学生(会員/会員外)1000円

定員 : 80名(申込み先着順)

(10/6(水)締切)

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